ここ1週間僕のTwitter周りで沸いていたハイパーリンクチャレンジ2015。「メディアの輪郭」佐藤君からバトンが回ってきました。ありがとうございますー!こういう企画はひじょーに好きなので乗っかります。

ちなみに、個人ニュースサイト全盛だった時にこういった企画へよく参加していた気がします→【二度あることは】2006年十大ニュース~ニュースサイトのなく頃に~【三度ある】 結果発表

時代は巡るものですね。

ハイパーリンクチャレンジ2015 開催概要

【開催趣旨】
「SEOでは計れない、価値がある。」
「ウェブだって、すごいんだぞ!」
「ウェブメディアだって、むくわれたい。」
現状ではウェブメディアに対するアワードがない。しかし、作り手は日々葛藤しながら多くのコンテンツを作り出している。それらが時代の流れに乗って刹那的に消費されるだけではなく、その年ごとの記録を残すことで、資料的価値を持たせる(映画の「日本アカデミー賞」、ユーキャンの「流行語大賞」、書店員が決める「本屋大賞」をあわせもったイメージ)。
アワード形式にすることで、担当編集者・ライターを表彰することも目標のひとつ。

【概要】
・その年(前年12月〜本年11月)までに公開されたウェブコンテンツから印象に残った記事を2本だけピックアップする。1本は自らが執筆・制作に関わった記事、もう1本は他媒体で公開された記事とする。
・参加者はそれぞれの記事を選んだ理由を、ブログやSNS等にまとめて発表する。選考した理由もあることが望ましい。また、次にチャレンジを受けてもらいたい人物、印象に残った記事を聞いてみたい人物も2人〜3人程度指名する。なお、指名がなくとも、開催趣旨への理解があれば自発的な参加も歓迎する。
・記事制作後、次のハッシュタグを付けてTwitterにて報告ポストを投稿する → #HyperlinkChallenge2015 #孫まで届け
・なお、「孫まで届け」には、いずれ日本のソーシャルヒーロー孫正義さんまで参加してくれたら嬉しい、孫の代まで読まれていきたい、参加していただいた方に“ソン”はさせない、という気持ちが込められている。
・投票は、12月20日を持って集計〆切とする。

【評議会】
本年は(言い出しっぺの)下記4名により評議会を開催。有効得票数による部門別アワード(※予定)と、印象に残ったコメントをピックアップして(何らかの形で)報告する。
・長谷川賢人
・藤村能光
・鳥井弘文
・佐藤慶一

今年いちばん印象に残った記事

個人的に一番面白かった記事を、TwitterやFacebookやPocketや、記憶力が著しく低下してきている脳みそから探ってみてもすぐには思い出せなかったんですが、一番衝撃を受けて印象に残ったのはこちらです。

20151203tensorflow

Google、人工知能ライブラリ TensorFlow をオープンソース化。音声検索や写真認識、翻訳の基盤技術ディープラーニングを商利用可で解放 – Engadget Japanese

ギズモードで長くガジェットやテクノロジーのニュースを追いかけていたと同時に、ウェブメディアはもっとテクノロジーを活用して進化していけるはずだと感じていました。僕がギズモードを辞めたのは、ギズモードという文脈で「人が生み出せるコンテンツ」をやりきったと感じたからで、Googleが発表したTensorFlowはウェブメディアを一歩進ませることができるツールだと思いました。

まだまだ勉強中なのですが、TensorFlowは誰もが機械学習(ここでは人工知能としてます)に触れることができるようオープン化されたもので、そのうちウェブメディアとも連携できると考えています。

まだ妄想でしかないのですが、人工知能とウェブメディアを組み合わせ、人工知能がメディア文脈理解、メディア外の文脈理解、コンテンツデータの分析を通して、読まれるコンテンツ予測や、アクセス分析などを機械に任せて、誰もが自動的にはき出された分析結果を参考にして、メディア運営やコンテンツ企画をする未来が実現できないかを考えています。人間は人間らしいことを続けられるように。現在、野村証券では、政府発表の月例経済報告テキストをAIで解析し、景況感を数値化する試みが始まっているそうです。これに近いことをウェブメディアでやりたい。

さらに、なんでヘルスケアメディア「healthy living」をやろうと思ったかというと、メディア運営を通してコンテンツを蓄積していき、ゆくゆくはヘルスケアサービスの運営や、ウェアラブル端末との連携を通じて、コンテンツデータとウェアラブルから集められる人のデータとを組み合わせることで、今よりももっと人へ近づいた仕組み、広告や表現ができると思ったからです。

また、蛇足ですが、今コンテンツと呼んでいるものはウェブメディアに掲載されている「記事」を指すことが多いという印象ですが、今後コンテンツは分解されていき、画像・動画・音声・テキスト、それぞれの要素がウェブ・リアルで散らばっていく可能性は高く、それに紐付く全てがメディアになっていくと考えれば、いわゆる『メディア』が影響力を持ち続けられるのか?という疑問も感じています。だから僕はテキスト中心の『編集』から離れる必要があるなと思っています。

そういったメディア・テクノロジーの流れがあると解釈する中で、全てを人間がやる必要はないというのが僕の考えです。というか無理。今はどうすればこういった『メディア』に囚われないテクノロジー活用ができるのかを模索しています。上述したような世界が実現できたら面白そうだなと興味がある方はぜひ一緒に仕事しましょうー。

結局宣伝。

自分が関わったなかで、いちばん印象に残っている記事

UIとIoTの究極モデルは…… “オカン” !? THE GUILDの頭の中を読み解いてみる (Artist Showcase Vol. 1 参加アーティスト紹介) | Edison Lab |

インテルのEdison Labというメディアで記事を編集させてもらった時に「おもしろいなぁ」と思いつつ読んでいた記事がこちら。テクノロジーの流れでIoTはもちろん興味があったので、THE GUILD 深津さんの話される言葉は一々面白かったことを覚えています。

ここでもやっぱりテクノロジーですね。僕はテクノロジー好きなんだなと改めて気づきました。

ハイパーリンクチャレンジの企画概要でピックアップできるのは2本だけと書かれているんですが、本当はもう1本出したい…。その1本はまた別の機会で書きたいと思います。

今年印象に残った記事を聞いてみたい3人

どこかでブログを書いていて、バトン回したら書いてくれそうな3人を選ばせてもらいました。すでに書いていたらすみません!

ギズのJay Kogamiさん

gori.meのゴリ君

シックスアパートのいちるさん

評議会結果も楽しみにしています。それでは!

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この記事の著者情報

大野 恭希
株式会社HF.M 代表取締役。元ギズモード編集長。新しいものが好き。詳しいプロフィールや実績は右上の「代表プロフィール」からどうぞ。