20151116bita_nakamura_kawai

どうもこんにちは。最近何してる人なのか分からないって言われた大野です。一人もがいてメディア準備中です。一から準備するのって大変ですね。

最近はギズをやっていた時と違い、プライベートでいろんな人と会う機会が増えてるんですけど、そこで話している会話内容を書き起こしたらコンテンツになるじゃん。というログミーと同じ発想の元、ちょくちょく更新していこうかなと思っています。飽きやすいので続けるかは分かりませんが。

今回の記事では、1年に数回会っている日本ディレクション協会 会長の中村健太さん(写真左)と、中村さんと一緒に働いている河合さん(写真右)とご飯へ行ったときの仕事の話です。ほんとによくある飲みの席の会話。

日本ディレクション協会というウェブディレクターの枠に収まりきってない中村さんの会話内容をどうぞ。

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中村さん:コンサルとかで悩みを聞くじゃないですか。「あーじゃねぇ、こーじゃねぇ」って聞くんですけど。大体悩みの根源は、人かお金なんですよ。「あれできるやつがいない、これできるやつがいない」って言っています。それをひっくり返して、あり余るような膨大なお金があれば別になんともなんないっていうケースが多いんですけど。

やっぱり業務やってる時に「課題ってなんですか」って聞くと、近視眼的になるんですよ。目の前の仕事が大変なんだ。って。でも、その対価が1億円だったら頑張ってやるでしょって話になるんですけど。って考えて行ったら、お金が回る仕組みを考えていくようにしていくべきだなと。

最も小さなお金の流れは物々交換になると思っていて、「この記事書いたから10万円頂戴」とか。逆に言うと、「10万円分働きます」みたいな。で、もう一個大きなモデルをしていくと、10万円しかもらっていないけれども、良いもの作って10万円ていうのは、プロジェクトそのものに対して投下された運転資金。そっから出てくるものをデリバリーするとこで、彼らになんかしらのアクション、ユーザーに何かしらのアクションをしてもらって、間接的にお金になればいい。

会員登録費用をもらわなくても、例えば100万人会員を手に入れちゃえば、その100万人のリストを手に入れちゃえば、あれがしたいこれがしたいっていうことはできはずだよねって感じで。

だから、仕事を考えるときは輪っかをなるべく大きくする。その距離が長くなれば長くなるほど、大きなビジネスモデルになることが第一で、最も小さいものは1本の1本。2本しか存在しない。情報と人と人の流れを、なるべく大きく大きくして、遠くまで行ったのが返ってくる、ような仕組みにすると、モデルが巨大化して、夢のある話に聞こえるんですよ。

もっと夢を、ワクワクするビジネスモデルと、ワクワクしないビジネスモデルを。ワクワクさせることができれば、向こう5年、明らかにお金にならないとわかっていても金が集められるってシリコンバレーで実践してくれてるんですよ。ワクワクするものと、ワクワクしないものの違いってなんだろうなって考えた時に、商流の、ものと情報の流れが短いか長いかの違いかなと。輪っかがなるべく巨大化するような図案を描くのが僕の中にあります。

大野:勉強になりますね。課題の見つけ方はどうしてるんですか?

中村:課題の見つけ方として、そこが近視眼的な価値のやりとりに見えてるから「お前らだめなんじゃないの」って、ツッコミを言れようとすると、大体いろんなこと思いつく。それがダメなところなんじゃないのかっていうと、共感は呼び易いんですよ。「だからこうやってやればさ」っていう人ばっかり集まる。

大野:みんなで言えないからこそ言ったみたいなのもありますよね。なるほど。

中村:そんなことばっかりしてると、課題も見えてくる気はしますね。全然知らない業界に、俺より強い奴がいるはずだから、そいつらと勝負したい。

大野:急にかっこいいこと言い出した(笑)

河合さん:中村さんといると毎日プレッシャーがヤバイです。

中村:プレッシャーない環境ってだめです。俺ダメだな、まだまだだなって回数が減っちゃう。先に進まなくなる。

大野:僕にもプレッシャーください。

中村:厳しい注文つけますね。

大野:プレッシャー少ないんですよほんとに。

中村:金使うことじゃない?

色んな業界の人と会っていて思うんですけど、ウェブ出身の人って、ウェブ出身の人だけの話じゃないのかもしれないですけど、お金の使い方が、持ってる分しか使えないって考える。

持ってないお金使えるんですよ、テレビって。持ってない金を使える前提で、企画を考えられるから、弾け飛ぶ、枠を超えて考えられちゃう。

大野:その考えないですね、確かに。億になったら戸惑っちゃうみたいな。

中村:それを考えられる人と、仕事することで、なんとなく視野が広がるというか。視野が変わる。大手メーカーでマーケやってましたとか、代理店で〇〇やってました。それこそベンチャーとかテレビ。本当に最初にやる行動見てて、規模がでかいなって気はしています。

そういうの作ったらおもしろいじゃんて発想が、俺ら(ウェブ関係者)って小さくまとまったアイデアになっちゃうんですよ。

自分もまだ苦手としているところだけど、本当に日常的に億の金動かしている連中と仕事しないと、発想の幅が小さくなってしまう。面白くなくなっちゃうんだろうなって。10万円の仕事でなにがわかるんだろうって。

大野:現実的な目線で失敗しないような物事として捉えがちになっていきますね。

中村:失敗しない選択肢を取っちゃう。リスク取れてる人ってうまいことやりますよね。

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僕は、ビジネスというよりは目線が一般消費者寄りの編集者でしたので、中々お金を稼ぐということが理解できないことも多かったのですが、この話を聞いて役に立てる情報を得れた気がします。さて、次回以降も続けていきたいと思うので、誰かに連絡したいと思います。

今更気づいたんですけど「俺より強い奴に会いに行く」って、ストリートファイターのキャッチコピーですね。

それではまたー!

この記事の著者情報

大野 恭希
株式会社HF.M 代表取締役。元ギズモード編集長。新しいものが好き。詳しいプロフィールや実績は右上の「代表プロフィール」からどうぞ。